子どもといっしょに絵の具であそびたいけど、ふつうにやるにはハードルが高い。
- 色んな道具を用意するのが大変
- そこらじゅうが汚れる
- 子ども自身も汚れる
- 下手すると大人も汚れる
- 絵の具が口に入る
じゃあお風呂で絵の具あそびすればいいんじゃない?
とひらめいてお風呂場で絵の具が落ちないという、大失敗した経験があります。
ここではそんなハードルも失敗もひょいっと乗り越えてくれる、親子でらくに楽しめる方法をお伝えします!
簡単に言ってしまうと、液体の食紅を使うだけです。
アマゾンで一番安い食紅だから、という単純な理由で買いましたが、これが思った以上によかったので情報シェアします。
お風呂では絵の具より液体食紅
うちで愛用している食紅を改めてご紹介します。
日本で売られている名前はフードカラーボックス。
こちらの食紅はアメリカ産です。
箱には「Food color & Egg dye」と書いてあります。
食品の色つけと、たまごの染色(イースターエッグの色つけ)用とのことです。
フードカラーボックスの中身
一応、食品なので原材料もきちんと記載されています。
天然色素ではなく、思いっきり人工的な色素ですね。
しかしその分発色が良く、少しの量でも鮮やかに染まってくれます。
おまけに安い。
ここでご紹介しているのはお風呂での色あそび用として使うだけなので、大量に食べたりすることはありません。
もちろんきちんと法律で安全性を認められている原材料ですし、気にする必要はないでしょう。
フードカラーボックスの大きさ
リップと並べると大きさがわかりやすいでしょうか。
内容は7.25mlのものが4色。
届いた時は
「小さい…すぐなくなりそう…」
と思いましたが、ほんの2〜3滴でも500ミリペットボトルが鮮やかな色水になりますので意外と持ちます。
子どもの色んな要望にこたえるために、結構ボタボタ使っていますが、10回以上お風呂で色水遊びをしても余裕で残っています。
すごくコスパが良い!
なぜ液体食紅がオススメか
わざわざアメリカの液体食紅を使わなくても、日本の食紅を使えばいいのでは?
という疑問、よくわかります。
でも私は液体の食紅を強くオススメしたい!
なぜなら圧倒的に親がラクだから。
お風呂は毎日の育児の山場。
可能な限りラクしたい
普通の食紅は扱いがタイヘン
日本のよく売っている食紅は中身が細かい粉です。
そのため、基本的にはお風呂の外で食紅を扱うことになるでしょう。
お風呂に入ってから子供が
「色水あそびしたーい!」
と言い出したら、わざわざお風呂場の外に出てから、宙に舞うほど細かい粉を扱わないといけません。
また、万が一こどもが触ってお風呂に持ち込み、湯船の中に落としてしまったら…
粉の食紅だと一発アウト、もう使えません。
我が家だとやりかねない…
いや、きっとやる
色水は作る過程も楽しく、子どもも自分でやりたがりますが、粉の食紅だと子どもに扱わせるには親の注意が必要。
こぼしたときの掃除の負担もより大きいです。
液体食紅は扱いがラク
対して液体食紅であるフードカラーボックスは扱いがとってもラクです。
まず、液体だから多少水分が入ったところで問題ありません。
なのでお風呂の中で直接、色水をつくることもできます。
お風呂場に食紅をこぼしてしまっても、シャワーでながせばいいだけ。
この液体食紅フードカラーボックスは、2滴だけ入れたい、などの微調整もしやすいです。
そのため、小さな子ども自身が扱うことも可能。
なんでも自分でやりたがる子どもの希望をかなえつつ、親もラクできるのは液体食紅だからこそです。
お風呂色あそびで知育
お風呂色あそび、何も考えずに遊ぶだけでももちろん楽しいです。
しかも知育にも良い要素がいっぱいあるんです!
ざっと考えただけでも、お風呂での色水あそびで育つものはこんなにあります。
- 色を作り出す創造力
- 液体を扱う手先の器用さ
- 色の混ざり方を見る観察力
- ごっこ遊びでの社会性
色を作り出す創造力
フードカラーボックスは4色入っています。
色の三原色である赤、青、黄が入っているので、理論上はどんな色でも作り出すことができます!
たくさんの色ではなく、あえて3〜4色に絞ってあそぶことで、様々な色を作る実験ができます。
親の余裕のある時は、大人が本気で「すみれ色を作る!」など目標をもってやってみると、子どももやる気になりますよ。
すみれ色は難しかった…
液体を扱う手先の器用さ
色んな容器(ペットボトルや使っていないコップなど)を揃えると、移し替えのために繊細な作業が必要になります。
お部屋でお茶をコップに入れようとする子どもを見るとヒヤヒヤしますが、お風呂だと大きな気持ちで見ていられます。
好きなだけこぼしたらいい
ペットボトルの小さな口に液体をそそぐのは大人でも難しい作業。
色水ならそんな難しいことにも子どもも真剣にチャレンジするので、楽しみながら細かい作業をすることができます。
手先を動かすことは、脳を動かすことにもつながっています。
色の混ざり方を見る観察力
液体食紅を水に入れると、食紅が沈みながら溶けていく様子が見られます。
これがすごく綺麗で、この瞬間は大人の私が何度見てもうっとりしちゃいます。
液体がどのようにながれているか、普段はなかなか見る機会もありません。
しかし色水あそびをすると、水に色がついているので液体がどんな流れになっているのかわかりやすく、自然と観察してしまいます。
ごっこ遊びでの社会性
色水遊びをすると、自然とごっこあそびが始まることが多いでしょう。
いちばんよく開店するのはジュース屋さんです。
ごっこ遊びは社会性だけでなく、想像力や記憶力などさまざまな能力を複合的に育むことのできる、幼児期には欠かせない遊び。
ふだんはケンカの多い我が家の姉弟も、ジュース屋さんをしている時は仲良くごっこ遊びを楽しんでいます。
色水あそびのやり方
色水あそびのやり方にルールはありません。
我が家で行なっている準備と、その後の発展編をお伝えします。
色水あそびの準備
- 食紅
- 容器(ペットボトルなど)
- 水(お湯)
これだけです。
買うのは食紅だけ。
事前に用意が必要なものもなし。
容器は透明のものが複数あるといいですね。
ただ、色のついたコップなども、色水を入れた時の見え方の違いが面白かったりするので、ぶっちゃけ容器はなんでもいいです。
ウチではお風呂用のおもちゃと、ペットボトル、古い計量カップなどを使っているよ。
映えないけど、子供はもりあがる!
色水あそびのやり方
食紅と水を混ぜて色水をつくる。
好きにあそぶ。
以上。
親がいろいろと働きかけるのもスバラシイですが、色水あそびは子どもだけでも勝手に色々と遊んでくれるので、親の疲れがたまっている時でも実行可能です。
子どもの好きにさせた方が自由な発想で楽しんでいたりするし
色水あそび、発展編
普通の色水あそびでは物足りない、もっと工夫してもいいよ!という方のために、発展編もお伝えします!
- 色水を凍らせておき、色こおりを作ってあそぶ
- シャンプーなどと色水を混ぜて、色アワを作ってあそぶ
(泡立て器推奨) - お風呂場内にある色を再現する、という目標をつくる
- ジュース屋さんに細かい設定を取り入れる
(ジュースの金額設定など)
色水に限らず、お風呂場の遊びでオススメなのは氷。
親の手間も少なく、ただの氷でも子どもは大盛り上がりです。
お風呂場であそぶには、すぐに溶けてしまう普通の氷より少し大き目の氷がオススメ。
牛乳パックで巨大氷を作ってもいいし、うちではいつも丸い氷を作っているので、それをお風呂に持ち込んでいます。
液体食紅でラクで楽しいお風呂あそび
1日の難所とも言える、子供とのお風呂の時間。
なんとかして自分も子どももラクして楽しめる方法はないだろうか…
と考えて色々試したところ、たどりついたのは液体食紅を使った色水あそびでした。
準備も、遊びの本番も、後片付けも、大きな労力はかからずに親子で楽しめます。
ふだんのお風呂に悩んでいる方、ステイホームが続いて家での楽しいあそびを探している方、ぜひやってみてくださいね!
お風呂遊び後の保湿が気になるなら
お風呂あそびで、特に普段とは少し違う、色素を使っての遊びをしたあとは保湿も気になりますよね。
すごい色のお風呂に全身でつかるわけだし…
アトピー体質と、息子くんの汗疹に悩むママブロガーのひとてん さんが、実際に使って効果があった!という保湿用品のレビューをされています。
下のお子さんには新生児のころから使っているそうですよ。
保湿について悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。